キングダム第663話で突如姿を現わした蚩尤の一族で羌瘣の妹分の羌礼!
羌瘣に並ぶ強さを持つ羌礼は飛信隊への入隊を直訴します。
しかしその羌礼には飛信隊と羌瘣に近づいた目的がありました。
今回は羌礼が羌瘣の元を訪れた真の目的と「祭」で何が起こったのか?
羌礼と姉妹同然で育った羌識はどうなったのか?
羌礼についてみていきましょう。
蚩尤とは?
蚩尤とは千年以上もの間、暗殺を生業としてきた一族。
一族は十九の氏族に分かれており、氏族ごとに幼少期に才能のある者に修練を積ませて、蚩尤候補生として育てる。
数年に一度蚩尤候補者で「祭」という蚩尤を選ぶための生き残りをかけた殺し合いをして、生き残った最後の一人が晴れて蚩尤を名乗ることができる。
蚩尤となるのは女と決められている。
候補生となる人物は全員「巫舞(みぶ)」という呼吸法を使った剣技を使う。
現在までに蚩尤で登場したのは幽連・羌礼の二人。
幽連は羌象の仇として、羌瘣と激しい戦いを繰り広げるも最後は羌瘣によって倒された。
羌礼とは?
羌礼は羌瘣と羌象の世代の下の蚩尤候補生。
羌瘣の妹分のような存在。
羌瘣と羌象と同じように姉妹同然で育った羌識がいる。
愛刀は元は羌象が所持していた「白鳳(はくおう)」。
性格はよくしゃべり、明るい。
外の世界にも興味を持ち、女系一族のためか男性にも興味深々で好奇心旺盛。
キングダムでの初登場はキングダム15巻に掲載されたおまけマンガ。
秦と魏との戦い後情報収集のために羌族の山に戻った羌瘣。
この羌瘣を迎え撃ったのが羌礼と羌識の二人。
二人と戦いたくない羌瘣だったが、羌礼と羌識は躊躇なく刃を振るった。
羌瘣は幽連を倒した後、羌礼と羌識のために「祭」を今後開催させないように羌明に頼み、幽連の遺体を秘密裏に埋葬した。
しかし「祭」は再び執り行われ、羌瘣の妹分である羌礼が蚩尤となった。
羌礼は史実で存在した?
蚩尤の一族の中で羌瘣は史実で実在します。
しかし蚩尤という一族は史実では存在せず、蚩尤は完全にキングダムのオリジナル。
羌瘣は秦国の武将です。
また男性か女性かも不明であり、男性の可能性が高いと思われます。
では羌礼は史実で実在するのか?
というと・・・
史実では実在しない人物のようですね。
キングダムの蚩尤の一族の中で実際に史実で登場するのは羌瘣のみです。
羌瘣の元に現れる羌礼
趙国を滅ぼそうと邯鄲を攻めようとする秦軍。
しかし飛信隊は副長羌瘣の不調・歩兵団副長松左の穴が大きく大苦戦を強いられていた。
そこにキングダム第663話で再登場した羌礼!
趙兵を次々と討ち取り、尾平たちの危機を救った!
その後羌瘣に会った羌礼は羌瘣の力になりたいと飛信隊に入ることを申し出る。
突如現れた羌礼に動揺する羌瘣。
再び「祭」は開催されて、最後に生き残ったのが羌礼だった。
羌礼の真の目的とは?
ひとまず羌瘣隊で預かることになった羌礼。
飛信隊は羌礼の活躍より前線を押し戻す。
しかし戦いには勝利すものの
度重なる作戦無視
投降兵を斬る
昂を殺そうとする
など
その勝手な行動に業を煮やした飛信隊のメンバーは羌礼と一触即発の状態となる。
その間に入ったのが羌瘣。
羌瘣は羌礼の真の目的が自分だと感づいていた。
羌礼が羌瘣の元に来た真の目的は・・・羌瘣を殺すこと!
羌瘣が外の世界でのうのうと生きていることが許せない羌礼は蚩尤の刺客として直接羌瘣を始末しに来ていた。
羌礼VS羌瘣
羌瘣を殺すという羌礼だったが、信に呼び戻しの術を使ったことで不調の羌瘣の力が戻る3日後まで待つことになった。
3日後・・・
羌瘣と羌礼は飛信隊の野営地のそばで対峙。
二人を見守るのは信と河了貂。
羌瘣は羌識の死で闇に堕ちた羌礼を呼び戻そうとする。
羌礼は早速羌瘣に襲い掛かる。
大岩をも斬り裂く羌礼の攻撃を剣を抜かずによける羌瘣は羌礼の顔面に拳を入れる。
しかし気分屋の羌礼の実力はまだまだこんなもんじゃない。
羌瘣と羌礼はついに巫舞を出して、本気で戦おうする。
巫舞を使った二人の戦いはお互い一歩も引かず、凄まじい攻防を繰り広げる。
もっと深いところまで来いと挑発する羌瘣。
羌瘣が祭をくぐっていないことに怒りを露わにする羌礼。
そして羌礼の強烈な一撃で羌瘣は岩に叩きつけられる。
追撃する羌礼だったが、この一撃はなんとか羌瘣は防いだ。
戦いの中で「祭」のことを聞く羌瘣。
羌礼は涙を浮かべながら、「祭」について語りだした。
羌識は祭で最後どうなったのか?
羌瘣と羌礼の戦いが始まり、その中で「祭」の全貌が明かされていきます。
姉妹同然で育った羌礼と羌識。
二人は何をするにも一緒で羌瘣にとっては二人とも大事な妹分でした。
「祭」が開催されるにあたり、羌識は羌礼に
「生き残るのは私だ」
と宣戦布告。
姉妹同然で育った二人だったが、「祭」の直前に分かれた。
そして「祭」の当日。
「祭」は同族で手を組んではならないという掟があるため、二人はなるべく離れて位置に着いた。
羌瘣の世代の「祭」は羌瘣と羌象の実力が抜きんでていた。
しかし羌礼の世代では羌識だけが頭一つ出ていて、それ以外の者たちには実力差があまりなかった。
羌礼はボロボロになりながらも巫舞を使い続けて、立っているのもままならない状態。
そして勝ったと思った瞬間、背中合わせになったのは羌識だった。
その瞬間羌識は羌礼に刃を振るい、羌礼も仕方なく応戦した。
しかし羌識は羌礼の首元で剣を止め、羌礼の剣は羌識を貫いた・・・。
さいごに
キングダム663話で突如羌瘣の前に現れた羌礼。
すでに作中で登場はしてはいましたが、かなりその姿は変わっていました。
飛信隊でも暴走を繰り返す羌礼。
「祭」では何が起こったのか?
それを涙ながらに語り出しました。
「祭」で姉妹同然の羌識の命を奪ったのは・・・羌礼でした。
二人はどのような最後を迎えたのか?
羌礼の口から明かされます。
羌礼は飛信隊に入隊しそうですね。
隊の信用を勝ち取るまではまだまだかかりそうですが。
歩兵団の崇原の下に付くのが濃厚ですかね。
ただ羌礼と崇源かなり揉めてますからね・・・
一筋縄ではいかないとは思いますが。