キングダムは春秋戦国時代を舞台とし、発行部数6,000万部を超える人気漫画!
そのキングダムは2019年4月19日に実写映画化されました。

映画の興行収入は57.3億円を到達し、続編が製作されることも発表されています。

今回はキングダムの実写映画のあらすじをネタバレありで最後の結末まで紹介します。

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キングダムの映画のあらすじをネタバレ

信と漂

春秋戦国時代。
中華では秦・趙・魏・楚・韓・燕・斉の七国が500年戦い続ける争乱の世を迎えていた。

奴隷として里典の元にやって来た信は漂と出会う。
二人は奴隷から抜け出すために天下の大将軍を夢見て、日々剣の稽古に明け暮れていた。


数年後・・・

成長した二人がいつものように稽古していると、それを見ている男がいた。
どこで剣術を習った?
と言うとそのまま去って行った。


その後家に戻ると先ほどの男が里典と話していた。

男の名前は昌文君で大王に仕える大臣の一人だった。

漂を身請けに来た昌文君は王宮で働くように伝える。
しかし昌文君が連れていくのは漂一人だけ。

漂と秦は天下の大将軍になることをお互いに目指すことを約束し、別れた。

漂の死

ある夜、物音に目を覚ました信がドアを開けるとそこには・・・
血まみれになった漂が横たわっていた。

漂は王宮で大王の弟が反乱を起こしたとつぶやいた。

そして漂は信に地図を渡して

「お前が羽ばたけば俺もそこにいる。信オレを天下に連れてってくれ」

と最後の言葉を伝えて、漂は息を引き取った・・・。


信は漂の形見となる剣を携え、地図の場所に走り出した。

その後、王弟の一味である左慈と朱凶が村を訪れる。
左慈は亡骸が嬴政のものではないとすぐに気づき、すぐに村を後にする。
そして村の者たちは王弟の一派によって皆殺しにされた。


信は道中で盗賊に剣を狙われるが、撃退して先に進む。
その信をフクロウの被り物をした人物が見ていた。


王宮では

殺害したのは嬴政の替え玉
左慈率いる軍は村を殲滅
嬴政の足取りはつかめている

ということが秦王の弟の成蟜に報告された。

信と嬴政の出会い

地図に書いてある場所にたどり着いた信。
そこには漂が・・・

漂にそっくりなこの人物こそ秦の王である嬴政だった。


混乱する信だったが、そこに朱凶が現われ、嬴政を首を狙う。

信は漂の仇である朱凶に向かっていく!
朱凶の強さに信は苦戦するが、徐々に押し始め、致命傷となる一太刀を入れる。

朱凶は家族がいると命乞いをするが、その朱凶に嬴政はとどめをさした。


危険は去ったと思われたが、成蟜は軍を嬴政の討伐に軍が動かしていた。
軍に向かって行こうする信と嬴政の前に河了貂という人物が現われる。

抜け道があると信と嬴政を案内する河了貂。


途中漂が命を落としたことに激昂し、嬴政に殴りかかる信。
命の危険があることをわかりながら、信との夢「天下の大将軍」になるために大任を引き受けた。

その信に嬴政は二つの道を示す。

奴隷に戻るか?
薄弱の王を助け、修羅の道を行くか?

信は漂の果たせなかった夢を叶えるために嬴政についていくことを決めた!

そして河了貂もそのまま同行することになった。
次に目指すは昌文君と合流する予定の西の果て。

王騎将軍が成蟜に昌文君の首を差し出す

王宮では朱凶が倒されたことが伝えられ、嬴政には左慈の軍とベッサ族のムタが刺客として近づいていた。
嬴政の首がなかなか来ないことにいら立つ成蟜。


その成蟜の元に昌文君の首を持って来たのは秦の六大将軍の最後の一人である王騎将軍!!
しかしその首の顔は昌文君と判別できないほど崩れていた。

本当に昌文君かと怪しむ肆氏を尻目に成蟜は王騎に昌文君の領地を与えることを了承する。
成蟜は王騎将軍を手なづけておいて損はないと不敵に笑う。

信 VS ムタ

山の民の領土に入っていく信と嬴政と河了貂。
すると突然刺客のムタに襲われる。

ムタの毒矢と手斧の凄まじいスピードの攻撃を前に信は苦戦し、ジリジリを下がってしまう。
それを見た嬴政から叱咤激励を受けた信は反撃に転ずる。

苦戦するムタは直接嬴政を狙おうとするが、その隙に信に斬りつけられて、倒された。
しかし信もムタの毒を受けて倒れてしまう。

昌文君との合流地点に到着

信が目を覚ますと昌文君との合流地点である400年前に秦と山の民の交流のために建てられた建物に着いていた。
嬴政が信を背負い、河了貂が解毒剤を投与してくれていた。


嬴政はここで自身と成蟜のことについて話し始めた。

嬴政の母親は舞妓に対して、成蟜の母親は王族。
幼少期から庶民の血を引く嬴政を成蟜は認めていなかった。

嬴政の父親は即位して三年後に崩御。
その後王の座に就いたのは13歳の嬴政だった。

13歳の嬴政に政治を行うことはできず、権力は丞相の呂不韋に握られてしまった。

その呂不韋が王宮を離れている間に成蟜ともう一人の丞相竭氏が反乱を起こした。

翌朝昌文君が嬴政の元に合流。

漂の最後

昌文君を始末した今成蟜一派の敵は呂不韋のみ。
その呂不韋討伐のために八万の兵が準備されていた。

政たちは腹ごしらえをした後に咸陽の王宮で何があったのかを昌文君たちに尋ねた。


成蟜が反乱を起こした後、昌文君たちは漂も一緒に王宮から脱出。
しかし突如王騎軍からの追跡を受ける。

王騎に狙われて、あきらかめかけていたその時!

漂は先頭に立ち、全員を鼓舞した!

その姿はまぎれもなく将だった!</span>

そして漂は昌文君たちを救うために、自身が囮となった。
それを聞いた信は漂に心打たれる。

楊端和率いる山の民に協力を仰ぐ

現状咸陽は成蟜一派の支配下にある。
数で劣る嬴政の一派では太刀打ちができない。

現在隣国に遠征している呂不韋一派も嬴政を助けるために動くことはない。


孤立する嬴政たちは

400年前に秦王穆公が同盟を結んでいた山の民に協力を仰ぐことを決める。

道中で山の民に襲われる嬴政たち。

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山の民に拘束され、山の民の王である楊端和の元に連れていかれる。


秦国は過去に一方的に同盟を反故し、何万もの山の民の命を奪われたことに激昂する楊端和は政の首を刎ねようとする。
嬴政はまず過去の秦国の愚行を謝罪した。

しかし長年の恨みから楊端和はまずは信の首を刎ねようとする。


嬴政は争いをなくすために中華から国境をなくす!

とこれから目指すべき道を楊端和に伝えた。

嬴政と同じ考えを持っていた楊端和は、その言葉に心を動かされ、嬴政と同盟を結ぶことを決める。

王都奪還の策

嬴政は王都を奪還する策を伝える。
まずは同盟を復活させたいと三千の兵で秦国に向かい、その三千の山の民の中に嬴政・信・昌文君などがまぎれる。

成蟜側は実際のところ

成蟜軍は八万
呂不韋軍は二十万

と呂不韋軍に対して、戦力が劣ることを焦っていた。
山の民と同盟を結べば、数十万の兵を手に入れることができる。
そのため山の民の同盟は成蟜側にとっても願ってもないことだった。


成蟜一派は楊端和と50名のみ城内に入ることを許可した。
王宮の敷地内の前で武装解除を命じられるが、楊端和は同盟を結ぶまでは武装解除はしないと拒否。
竭氏は渋々了承。

そしてこの門が開戦場所。


この後の策は

嬴政や楊端和は正面から囮となり進む。
別働隊の信や壁など10名は王が脱出するときに使う秘密の地下道を通って、成蟜を討つ。

というもの。


嬴政・楊端和は門から中に入ると兵が矢を射ようと狙っていた。
構わず突進する山の民だが、矢で次々と倒れていく。

別働隊の信や壁は秘密の通路を通っていくが、策は読まれており、そこには左慈や兵が待ち構えていた。


成蟜の兵はジリジリと距離を詰めてくる。
そして先ほど矢で倒れた山の民たちを通り過ぎたそのとき!
山の民が突然起き上がり、兵に攻撃を仕掛けた。

肆氏は駐屯場から兵を回し、竭氏に本殿に避難するように伝えた。


嬴政たちは敵を倒し、王宮の広場に続く門に到着。
しかし数が少ない嬴政たちは劣勢に立たされる。


成蟜の兵を次々と討つ信たちの前にランカイが登場する。
化物じみたパワーの前に信たちは苦戦するが、山の民と協力して、なんとか倒すことに成功する。

信 VS 左慈

信はついに成蟜の元に到着する!
成蟜のそばには王の玉座で列国に名を轟かせていた元将軍の左慈が待ち構えていた。
左慈は優秀な将軍だったが、虐殺の度が過ぎていたため、追放されたという過去を持っていた。

まず左慈は山の民たちを一瞬にして、斬り伏せる。
そして信は左慈と一騎打ちとなる!


王宮の広場では次々と現れる兵の前に絶望的な状況に陥る嬴政たち。
しかし嬴政は

「別動隊が必ず首領二人を討つ!我々は耐えしのげばいいのだ!」

と兵たちを鼓舞する。


玉座では信と左慈の激しい戦いが続いていたが、左慈の圧倒的な実力の前に防戦一方となる。
左慈は敵味方関係なく、斬り伏せていく。

信は危機的な状況に陥る。
そこに壁が現われ、左慈に一太刀斬りつけることに成功するが、致命傷をう負う。

壁に詰め寄る左慈に対して、向かって行く信だったが、とうとう動けなくなってしまう。


「戦場に夢なんて転がってねぇんだよ」

という左慈に対して

「夢を見て何が悪い!夢があるから強くなれる!」

と立ち上がった信は最後の力を振り絞り

渾身の一撃を放ち左慈を倒す!!

最後の結末は?

信は成蟜に剣を向ける。
その光景に家臣たちは皆逃げ出していった。

竭氏もその場を逃げ出そうとするが、河了貂の毒矢で左目をやられてしまう。
河了貂はそれに激怒した竭氏に刺されて、倒れてしまう。
直後にバジオウによって、竭氏は討たれる。

河了貂の元に駆けよる信。
しかし河了貂はくさりかたびらを装着しており、竭氏の刃は通っていなかった。


フラフラと玉座から外に出てきた成蟜。
そしてその後に信が「待たせたな!」と現れる。

成蟜は嬴政を殺すように指示するが、もはや成蟜の言葉に従う者は一人もいなかった。


嬴政は成蟜を斬りつけ、殴り倒した。
勝敗は決したが決した今、もはや成蟜は殺す値打ちもない。

成蟜一派の魏興は自分たちは反逆罪で罪に問われる。
今嬴政を始末しなければ、道はないと嬴政を取り囲む。

そこに乱入してきたのは王騎将軍!


騰と兵と共に現れた王騎将軍は嬴政に問う。

王となって何をしたい?
どんな王を目指しているのか?

その言葉に対しては嬴政は

俺は中華を統一する最初の王となる!

と言い放った!
王騎将軍は騰に戦の終結を宣言させる。

しかしその宣言を無視し、魏興軍は王騎将軍に向かって行く。
その魏興軍の兵数十人を王騎将軍は矛の一振りで薙ぎ払った。

魏興は嬴政の首だけでも取ろうとするが、信が魏興を斬り伏せられ倒れた。


そしてその後王騎将軍は兵たちを撤収させた。

信は王騎将軍に俺はいずれ天下に大将軍になる男だと宣言!

次は戦場で会いましょう。
と王騎将軍は信に告げ、去って行った。


嬴政は成蟜の反乱軍に対して、投降すれば命の保証はすると伝えた。
そして信は高らかに叫ぶ!

「この戦俺たちの勝ちだー」


玉座に戻った嬴政は信と河了貂と話す。

嬴政は中華の唯一王
信は天下の大将軍

中華統一を目指して二人は動き出す。

さいごに

キングダムの実写映画のあらすじをネタバレありで最後の結末までお届けしました。
映画では秦王の嬴政とクーデターを起こした成蟜の戦いが終結するところまで描かれました。

実写映画としてはかなり完成度は高かったように思います。


おかしな改編もそれほどなく、原作にも忠実にストーリーは流れていきました。
またキャストについても非常に良かったと思います。

王弟の反乱はあまり王騎将軍などが目立つ機会がありません。
そのため続編では王騎将軍が総大将をつとめる馬陽の戦いまでストーリーを進めてほしいですね。

原作を読んでる方にもある程度満足できる内容になったのではないでしょうか。

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