キングダムで鄴攻め後の秦軍はというと趙軍と膠着状態が続いていた。
本土からの援軍は期待できず、対楚軍・対魏軍などの兵を援軍に送ると逆に攻められる可能性がある。
そんな中、昌平君は邯鄲を攻めるために対魏軍の兵を援軍に送るために魏と同盟を結ぼうと企てる。
しかし趙軍を滅ぼせば、秦軍の刃が向くのは魏軍!
魏の呉鳳明は論外だと秦の同盟をつっぱねるが・・・
秦は中華の最重要地である楚にある什虎城を秦と魏で攻めて、陥落後は什虎城を魏に明け渡すことを持ち掛けていた。
今回はキングダムの最新話のネタバレ第650話「開戦の日」をお届けします。
キングダムネタバレ!第650話「開戦の日」最新話
什虎城では?
楚の什虎城には馬を走らせる使者の姿が!
秦軍が迫っていることが什虎城のいる将軍たちに伝えられた。
秦軍は兵は三万
率いるのは蒙武将軍
その報告を
什虎城城主 満羽将軍
千斗雲将軍
玄右将軍
軍師 寿胡王
の四人はのんきに卓を囲みながら聞いていた。
しかし秦軍が什虎城を狙っていることがわかると満羽将軍は千斗雲将軍は椅子から転げ落ち、涙を流しながら喜びます。
飛び跳ねて喜ぶその姿は全裸にマントという変人そうな二人。
什虎城は長年敵を退け続けたため、どの国も一切寄り付かなくなった城だった。
秦軍三万を率いるのは合従軍との戦いで汗明大将軍を討った蒙武。
玄右将軍は什虎城城主の満羽将軍に指示を仰ぐ。
満羽将軍は什虎城の守備を寿胡王と五千の兵に任せ、残りの兵で蒙武を返り討ちにしようと出陣する!
楚国王都郢での媧燐の策は?
蒙武の什虎城への進軍は楚国にも伝わっていた。
しかしいかに蒙武軍が強かろうと什虎城を三万で落とせるわけがない。
蒙武軍の十五万を超える本軍で什虎城に進軍しているのはたったの三万。
十二万の兵は対楚の前線に残していた。
秦軍の侵攻に対してバミュウを中心に軍事会議を開いていた。
バミュウの後ろから聞こえてきたのは十二万の兵が動いては、対楚の前線が崩れるので、騰軍が加勢に来るのではないかという声。
うるさい!
と言って振り向いた先には・・・
宰相の媧燐大将軍!!
媧燐に壁に打ち付けられるバミュウ。
媧燐の考えでは蒙武の動きは援軍ありきの進軍。
騰軍の加勢は、まだ可能性の一つ。
しかし媧燐でさえ、今回の進軍の意図をわかりかねていた。
三万で陥落させようとしているのであれば、什虎城をなめている。
什虎城には戦馬鹿と称される強力な将軍たちが首を揃える。
そして仮に蒙武軍本軍が動こうものなら、逆に秦軍を打ち倒して、楚が北上する。
相手はあの昌平君。
昌平君の意図を察知するには様子見をする必要がある。
しかし媧燐はすでに什虎城に援軍を送っていた。
蒙武が出陣!!
侵攻する蒙武軍は月知平原で什虎軍と対峙していた。
蒙武軍三万に対して、什虎軍は八万。
数で勝る什虎軍は蒙武軍を包囲するように布陣した。
蒙武軍の本陣では蒙毅が蒙武に、この軍だけで戦える相手ではないと進軍を止めようとしていた。
什虎軍にいるのは満羽と千斗雲。
羅馬の戦いや一帯の戦いで全戦全勝を収めている軍。
蒙武軍が出陣すれば包囲・殲滅を狙ってくる。
什虎城を狙う作戦は秦は南、魏は西から攻めるというもの。
しかし秦の持ち掛けた同盟に対して、今だ魏からの返事はなかった。
そもそも魏が現われるかどうかもわからない。
蒙武を必死に止める蒙毅。
昌平君は今日が什虎攻めを行う日と魏に送っていた。
「ならば今日が開戦の日だ」
と天幕から出ていこうとする蒙武。
蒙毅はせめて騰軍が到着するまで、半日待つように進言するが聞く耳を持たない。
その蒙毅に蒙武は一言だけ告げる。
「よく見ておけ これがお前の父 蒙武の姿だ」
蒙武は先頭に立って、出撃した!
そして圧倒的な武の力で、什虎軍を打ち倒していく。
蒙武の武の力は認めるものの自分たちが何者かわかっていないと満羽将軍たちは薄ら笑いを浮かべていた。
さいごに
今回はキングダムの最新話の第650話「開戦の日」のネタバレをお送りしました。
合従軍の戦い以来、登場がなかった楚軍の武将ですが、今回は四人の武将が姿を現わしました。
什虎城を守護する武将にはクセしかありませんでした・・・。
中華の最重要拠点を守る楚の武将のため、蒙武軍に対抗する実力は持っているのでしょう。
序盤は蒙武軍が押されそうですね。
窮地に立たされたところで、呉鳳明が登場するという展開になるような気もしますね。
現状では媧燐をも欺く昌平君の策。
すでに媧燐も手は打っており、媧燐の送った援軍が気になりますね。
もう何年も登場はありませんが、将軍となった項翼・白麗あたりが登場するかもしれません。