【キングダム】王賁(おうほん)は史実では実在したのか?

キングダムで王賁は現在鄴攻めで秦右翼で尭雲を討ち、中央では本陣に迫られた趙軍から王翦を助けるなどなどの活躍をみせています。
史実では王賁はどういった活躍をみせているのでしょうか?

王賁は史実で実在するのか?
史実での活躍!
など

をみていきたいと思います。

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王賁(おうほん)は史実では実在した?

キングダムでの王賁は武も知も併せ持つ武将で、飛信隊の信・楽華隊の蒙恬と切磋琢磨している印象がありますが、そんな王賁は史実では実在したのかというと・・・


史実でも実在していました!


キングダムと同じく史実でも名家の生まれで父親は王翦。

その王賁が史実で登場するのは紀元前226年から。
紀元前226年というのは、すでに韓と趙を滅ぼした後のことです。

鄴攻めは史実では紀元前236年。
キングダムで王賁は鄴攻めで大活躍をしていますが、史実ではこの鄴攻めの中に王賁がいたのかわかりません。

キングダムをみていると意外にも感じますが、王賁の登場は少し遅いようですね。


ただ王賁が初めて史実で登場したのは紀元前226年ですが、紀元前225年魏を滅亡させた際には、総大将となっていたため、さまざまな戦で武功を上げていたと思われます。


ちなみに史実の中でも李信・蒙恬などと侵軍することもあったため、キングダムと同じように三人はライバル関係だった可能性も大いにあります。

⇒信のモデルは李信将軍?史実を元に最後も紹介

⇒蒙恬は史実で実在する?悲劇の最後も紹介

王賁も中華統一するためには必要な人物だったのは間違いないですね。
それほど大きな失敗という失敗もありませんしね。


王翦と王賁の父子で燕へ侵軍

燕の太子丹(たいしたん)は荊軻(けいか)を使って、秦王政の暗殺を計画するが失敗に終わる。
激怒した秦王はすぐさま出撃を命じる。

王賁は王翦と共に燕へ侵攻。
燕の王都薊を十か月ほどで落城させる。


燕王喜は遼東に逃亡。
なおも執拗に追撃する秦に燕王喜は太子丹の首を差し出し、ひとまず燕への攻撃をやめて、他国への攻撃に切り替えた。


王翦と王賁の父子で燕を攻めるのは、キングダムでは想像できない光景ですね。

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⇒王翦と王賁の関係とは?

⇒王賁の父親は王翦?出生の秘密を紹介


王賁を総大将に魏を滅亡させる

紀元前225年秦は魏を滅亡させるために動き出す。
総大将を王賁に魏の王都大梁に侵攻。

王賁は最初は大梁を力攻めで落とそうとしたが、反撃も激しく断念。

そこで王賁が考えたのが水攻め。
黄河の川の水を大梁に引いて、都を水没させた。
これにより魏王假(ぎおうか)は降伏。

魏を滅亡させた。

王賁一人で魏を滅亡させるとは!
キングダムで魏編は王賁の独壇場になりそうです。

⇒魏火龍七師のメンバー一覧!凱孟・紫伯・霊凰の現在は?


燕の滅亡

太子丹の首を差し出すことで延命していた燕ですが、ついに秦は燕に侵攻します。
紀元前222年王賁と李信が燕王喜のいる遼東へ攻め込む。

燕王喜を捕虜にし、燕は滅亡した。

⇒燕の大将軍と武将まとめ


趙の血脈を受け継ぐ国の代を滅ぼす

趙は紀元前228年に滅亡したが、趙の太子嘉は戦いの最中、代に逃れて、そこで代王を名乗る。
太子嘉はキングダムでもすでに登場していますね。

燕を滅ぼした王賁と李信がそのまま攻め込み、代を滅ぼした。

⇒太子嘉は代王嘉に!弟の公子遷が趙国の王になる?


王賁・李信・蒙恬で斉へ攻め込む

六か国中五か国滅亡に追い込み、天下統一へ残るは斉国一国。
紀元前221年王賁・李信・蒙恬で斉へ攻め込む。

斉王都の臨淄(りんし)を包囲。
斉王建は秦の元へ来れば、五百里の土地などの献上するという秦から持ちかけた約束を信じて、あっさりと降伏した。


王賁の最後は?

天下統一を果たした後の王賁はどうなったのでしょうか?

王賁が天下統一で侵攻して国は

魏・燕・代・斉

四つの国の滅亡に貢献しました。


この功績から紀元前219年通武侯という位に就きます。

これは王賁がなれる位の中で最上位のもののようですね。


王賁の史実はここでぱったりと途切れているようですね。
そのため王賁が最後どうなったのかは不明。

政の次の始皇帝胡亥(こがい)の時代にはすでに亡くなっていたようです。


さいごに

王賁は六か国の中で魏・燕・趙(代)・斉を滅ぼしています。
史実では趙を滅ぼした記録はないようです。

キングダムで王賁は趙の鄴攻めにも参加していますので、これに趙も加わりますね。


やはりその功績は大きいですね。
春秋戦国時代で屈指の将の一人と言えそうです。

キングダム的には

王賁が総大将となって魏を滅亡させる
王賁・信・蒙恬が斉を滅亡させる

このあたりが特に楽しみですね。

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